放射能を浴びた[X年後]

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【 受賞:日本記者クラブ賞 特別賞 】

カテゴリー:トピックス, メディア掲載, レポート

2015年4月30日(木)発表

2015年度日本記者クラブ賞特別賞
「伊東英朗ならびに南海放送『X年後』制作グループ」

「伊東英朗ならびに南海放送『X年後』制作グループ」が、
平成27年度日本記者クラブ賞特別賞に選ばれました!

http://www.jnpc.or.jp/activities/award/awards-prize/

この賞は、日本記者クラブ賞創設40年を機に2011年より、
開かれた賞をめざして新設され、原則として、クラブ会員以外の
内外のジャーナリストやジャーナリズム活動に贈られるもので、
ジャーナリズムの向上と発展につながる特筆すべき業績や活動に
あたえられます。

本受賞は特別賞創設後4件目で、これまでの受賞者は、
山本美香さん(故人)、福島中央テレビ、石巻日日新聞です。


▼受賞理由
太平洋での米国の水爆実験による漁船被ばく問題を10 年以上も番組や映画を通じて追及している。
地方民放局の厳しい制作条件下で、埋もれた事実を粘り強く掘り起してきた努力が高く評価された。

《伊東英朗コメント》
「受賞した方々のお名前を見て、日本記者クラブ賞特別賞の受賞に驚きと名誉を感じています。
これまでの活動を評価して頂いた事は私の今後の取材活動の励みにもなります。
この受賞が事件解決の後押しに少しでも役立ってもらえればと願っています。」

————-

▼贈賞式贈賞式(5月27日(水))の様子  

贈賞式会場には報道陣はじめ、多くの関係者が参加されていました!
伊東監督と小倉プロデューサーが、賞状と記念品を受け取りました!

★贈賞式動画
5/27(水)日本テレビ【NEWS ZERO】トピックスで放送された映像が、
以下のサイト「日テレNEWS24」で視聴できます!
http://www.news24.jp/articles/2015/05/27/07275994.html

記者クラブ ←クリック

《賞状の内容》
あなたがたは、太平洋上での米国の核実験による漁船被ばく問題を10年以上にわたって取材し、その成果を、番組や記録映画で世に問うてきました。厳しい制作条件のもと、核実験の被害を忘れさせない、との強い問題意識で、粘り強く事実を掘り起こしてきた努力はジャーナリズムの原点に従う意義 ある活動であり、その業績をたたえ、2015年度の日本記者クラブ賞特別賞を贈ります。

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【伊東英朗監督:授賞式でのごあいさつ】

本当にありがとうございます。
はじめ、受賞の連絡をいただいたとき「そうですか」と普通に受け応えをしてし まったのですが、 後から時間が経つほどに「なぜ、僕が選ばれたんだろう…何かの間違いじゃない か?」と考えはじめました。

僕は、学歴も無い、報道部の経験も無い「無いづくし」です。 以前は、幼稚園の先生を一生の仕事だと思って16年間やっていましたので、素人あがりということになります。 そんな自分が「なぜ?」と考えました。 そこには、アマチュア的な考え方があるのではないかと思います。 先日ある人から「松山にコミュニティFMってあるの?」と言われ、「あっ、僕っ てアマチュアなんだな」と。それは、コミュニティFMは「自分たちが発信したいから存在する」んですよね。

僕がそうなんです。
僕は「言いたいことがある」から取材をして制作して放送をさせてもらっています。
それは会社の理解のうえではじめて成り立つもので、会社には本当に感謝しています。

実は一昨年、映画の舞台にもなっている高知県室戸市で、被ばく者自身が「X年 後」の上映会に取り組んでくれました。 そこに被ばく者の方や、遺族の方々がたくさんいらっしゃって「自分たちもそうだったのかも」と気づき、そのなかでお父さんを35歳で亡くされたご 遺族の方と漁労長をしていた方が、この事件を追求したいということで、今年の元旦から取材をはじめました。そのなかで、50人以上の被ばく者や遺 族の方のお話をきくことができ、涙を流す場面にも出会いました。 12年にわたりこの事件を追いかけてきましたが、実はこれまで涙に出会ったこと はありませんでした。 それは、高知県や漁師さんたちと縁もゆかりもない僕が訪ねていくなかで、引き出すことができてなかったんだということなのです。 それが今年になって、本人たちが被ばくのことを「突き止めたい」という思いを抱き、一緒に動いていくなかでたくさんの出会いをいただくことができました が、この話は、すごく悲しい話だと思っています。 遺族や被ばく者自身が、被ばく者を探さないといけないという現実がこの事件に はあります。 この先に解決の方策があるのかというと、なかなか難しいというのが現実かもしれません。 でも、続けなければならないと思っています。 この事件をこのまま葬り去ることはできません。
たくさんの方が、語れず、不安を抱きながらも、何も知らずに亡くなられています。
この事件をなんとか、これからも取材を続けたいと思っています。

ローカル放送局というのは、小さなエリアのなかで放送しています。
でも、僕たちの局(日本テレビ系列)には、NNNドキュメントという番組があり、そこで12年前から、このテーマを放送させていただいて全国の方 に見ても らうことができたのは、本当に嬉しいことです。そして映画や書籍にもしました。

さまざまな形でこの事件のことを、たくさんの方に知っていただきたい。
先は見えませんが、なんとか少しでも解決に向かっていけたらと思います。

・・・多分、こういう踏み込んだ考え方が「アマチュア」なんだと思います。
でも、僕はこれからも、この精神で歩んでいきたいと思っています。
本当にこのたびは、こんな素晴らしい賞をいただけてありがとうございました。

 

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※受賞記念講演(伊東)は6月3日(水)日本記者クラブホールにて行われます。
(記念講演は、どなたでもご参加いただけます)

映画完成から2年半以上経過しますが、
上映会は今月も来月も、各地で自主上映が取り組まれています。

そして監督の伊東は、
いまも毎月のように継続取材に高知へ伺い、その様子は、
日々、公式FBで伊東自身がレポートしています。
https://www.facebook.com/x311movie?ref=hl

今回の受賞を励みに、スタッフ一同、更なる展開に努めていきます。
これからも、ともに見守っていただけますと幸いです。

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