放射能を浴びた[X年後]

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月別アーカイブ: 2013年9月

【受賞:日本民間放送連盟賞 特別表彰部門「放送と公共性」《最優秀》】

カテゴリー: トピックス, レポート

【2013年日本民間放送連盟賞 特別表彰部門「放送と公共性」《最優秀》】

日本民間放送連盟賞の特別表彰部門で長年にわたる取り組みが最優秀に選ばれました!

 

≪「1954年・忘れられた被ばく」の真実を伝える『X年後』テレビ番組と自主映画上映活動≫

【受賞理由】
1954年にアメリカが太平洋ビキニ環礁で行った水爆実験によって、当時1000隻以上のマグロ漁船が被ばくし、
日本全土に放射性降下物が降り注いだ。しかし、その事実はいつの間にか「第五福竜丸」1隻の被害とされ、
そのほかの被ばくは歴史から消えていった。南海放送は9年前から番組を通じて、この事実を世に問いかけてきた。
東日本大震災後、一連の番組素材を再編集したドキュメンタリー映画を制作し、これまでに全国100か所以上で
自主上映活動を続けている。
視聴者が知りえない問題を掘り起し粘り強く報道し続けてきたことに加え、上映活動による広がりも高く評価された。

<日本民間放送連盟賞とは>
番組、CM、放送技術の向上と、放送活動のより一層の発展を図ることを目的に、
日本民間放送連盟(民放連)が1953(昭和28)年に創設した賞です。
「放送と公共性」は、平成18年に新設され、放送の公共性を強く意識しながら
民放各社で取り組んでいる企画や開発の事績に対して贈られます。
民放連の会員である全国の民放各社から参加のあった番組・事績を対象に
毎年1回実施し、優れた番組、優秀と認められた事績を顕彰しています。
表彰は、毎年秋に開催する「民間放送全国大会(民放大会)」の式典席上で行われます。

*民間放送連盟賞 2013年(平成25年)入選作品・事績一覧
http://www.j-ba.or.jp/category/awards/jba101257

 

※NNNニュースでも紹介され、下記のサイトからニュース動画を見ることができます!


http://www.news24.jp/nnn/news8783494.html

【メディア掲載:しんぶん赤旗】

カテゴリー: トピックス, メディア掲載

2013年9月5日(木) しんぶん赤旗<テレビラジオ面>

映画「X年後」の展開と伊東監督のコメントが掲載されました!
≪「良質な番組」の放送枠確保を≫

【レポート:アップリンク特集上映初日トーク】

カテゴリー: トピックス, レポート

2013年8月24日(土)アップリンク・ファクトリー

【特集「夏の終わりの自由研究-繋がっていく面白さ、映画で学ぶ2週間」】

http://www.uplink.co.jp/movie/2013/15896

特集初日の8/24(土)午後の「X年後」上映後、午前中に上映した
映画「ヒバクシャ」の鎌仲ひとみ監督と伊東英朗監督がトークをおこないました!

 

2003年「ヒバクシャ」制作以来、長きにわたり放射能問題を取り扱ってきた
鎌仲ひとみ監督は、映画「X年後」には推薦コメントもお寄せいただいています!

長きにわたり取材を続けてきたお二人。制作にかかわって抱いた思いや共通点などを語り合いました!

 

鎌仲ひとみ
私は初めてイラクに映像をとりにいったときに、目の前で死んでいく子どもたちに何もできない、そうやって命が奪われていいわけはない!と思った。じゃあ何が出来るのかと、映画で伝えることを考えた。

現場に行って聞いていくからこそ、直感的に感じられることがある。そういう意味で「X年後」は、地道に実証的に、聞き取りというね、基本の基本を足で稼いで、泥臭くやっているところがすばらしいと思う。観て終わりにせず、映画を観たら話し合ってもらうような働きかけを続けていくことが大事…これからですよ!

伊東英朗
僕は、8年の取材を通して現実に直面してきた。
生存者の話や遺族の話から、どう考えても被ばくが原因なのでは、と思う事ばかりだけれど、僕は医者でも科学者でもないし、あるものをあるとして伝えていくしかない。これまで機密文書や公文書をもって、事件を裏付けるということを一生懸命やってきたが、結局のところは解明されぬまま。。。

聞き取り取材は、ローカル局の私たちができることの精一杯。
事件から60年が経過しているが、これからも地道な取材を続けていこうと思う。

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会場からの質疑応答での、高校の先生からの「子どもたちの研究などにも取り入れられると良い」というお話を受け、鎌仲監督からも「【森の聞き取り甲子園】があるので【海の聞き取り甲子園】もいいかも」というアイデアも生まれるなど、伊東監督の思いの実現に向けてエールがおくられました!

 

~ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました~

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