放射能を浴びた[X年後]

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日別アーカイブ: 2013年9月2日

【レポート:アップリンク特集上映初日トーク】

カテゴリー: トピックス, レポート

2013年8月24日(土)アップリンク・ファクトリー

【特集「夏の終わりの自由研究-繋がっていく面白さ、映画で学ぶ2週間」】

http://www.uplink.co.jp/movie/2013/15896

特集初日の8/24(土)午後の「X年後」上映後、午前中に上映した
映画「ヒバクシャ」の鎌仲ひとみ監督と伊東英朗監督がトークをおこないました!

 

2003年「ヒバクシャ」制作以来、長きにわたり放射能問題を取り扱ってきた
鎌仲ひとみ監督は、映画「X年後」には推薦コメントもお寄せいただいています!

長きにわたり取材を続けてきたお二人。制作にかかわって抱いた思いや共通点などを語り合いました!

 

鎌仲ひとみ
私は初めてイラクに映像をとりにいったときに、目の前で死んでいく子どもたちに何もできない、そうやって命が奪われていいわけはない!と思った。じゃあ何が出来るのかと、映画で伝えることを考えた。

現場に行って聞いていくからこそ、直感的に感じられることがある。そういう意味で「X年後」は、地道に実証的に、聞き取りというね、基本の基本を足で稼いで、泥臭くやっているところがすばらしいと思う。観て終わりにせず、映画を観たら話し合ってもらうような働きかけを続けていくことが大事…これからですよ!

伊東英朗
僕は、8年の取材を通して現実に直面してきた。
生存者の話や遺族の話から、どう考えても被ばくが原因なのでは、と思う事ばかりだけれど、僕は医者でも科学者でもないし、あるものをあるとして伝えていくしかない。これまで機密文書や公文書をもって、事件を裏付けるということを一生懸命やってきたが、結局のところは解明されぬまま。。。

聞き取り取材は、ローカル局の私たちができることの精一杯。
事件から60年が経過しているが、これからも地道な取材を続けていこうと思う。

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会場からの質疑応答での、高校の先生からの「子どもたちの研究などにも取り入れられると良い」というお話を受け、鎌仲監督からも「【森の聞き取り甲子園】があるので【海の聞き取り甲子園】もいいかも」というアイデアも生まれるなど、伊東監督の思いの実現に向けてエールがおくられました!

 

~ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました~

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